この記事では、私が実際に経験したホテルでのリゾートバイトについてまとめています。
これから初めてリゾートバイトに挑戦する方や、初めてホテルでの仕事を経験するという方で、仕事内容や働き方について不安だという方もいるのではないでしょうか。
そんな方のために、ホテルのリゾートバイトの給料やメリット・福利厚生などについても紹介しているのでぜひ参考にしていただけたらと思います。
ホテル(接客・清掃)の仕事内容
ホテルや旅館の仕事にはたくさんの種類がありますよね。
例えば、受付やクローク・厨房や仲居・ハウスキーパーなど。
今回紹介するのは、私が働いていた客室係の仕事内容だよ!清掃やお客様の案内、布団敷きをしていたよ。
主な仕事内容の詳細についてそれぞれまとめました。
客室清掃
客室清掃の仕事内容は、簡単にいうと部屋の掃除です。
前日からの宿泊客が10時にチェックアウトした後、当日の15時のチェックインに間に合うようにお部屋をきれいにします。
私が働いていた場所は温泉旅館(ホテル)だったので1部屋を除いて全て和室でした。そのため、ベッドメイキングではなく布団の準備をする必要がありました。
自分の清掃する部屋の担当が与えられ、1部屋約45分〜1時間で終わらせる必要がありました。自分の担当の部屋が全て終わったら、他の人の手伝いをしに行くこともあります。
一人3部屋ずつ担当になってたよ。
部屋の掃除が終わったら、掃除用具の補充をしたり、廊下にあるアメニティの補充をしたりします。
また、洗濯を干したり、帯を畳んだり、使用済みのコップ類を洗ったりという作業もあるので、みんなで分担して終わらせます。
予約数が多いお盆などは、清掃する部屋が多くて一人4部屋とか。ヘトヘトになってたよ。
客室清掃のポイントは、いかに効率よくやるかだと思います。丁寧にやりすぎるのも雑にやるのもNG。適当にテキパキ動くことがコツです!
また、人によってやり方は多少異なっていても、最後の形としては全ての客室が同じになっていないといけません。マニュアルをいち早く覚えることが効率よく動くことへの第一歩だと思います。
布団敷き
次に紹介するのは、布団敷きです。旅館や温泉ホテルなど和室を使った宿泊施設で発生する業務の一つです。
お客様が夕食を宴会場や個室で食べている間に、布団を敷いていきます。もし夕食を部屋で食べるタイプであれば、夕食が終わり次第、部屋に行き布団を敷きます。
布団敷きは2人1組で行います。
(枕と掛け布団には、清掃時にすでに新しいカバーとシーツをかけています)
予約によっては布団の枚数は変わり、1部屋に4枚や5枚を敷く場合は、たくさんのスペースが必要になるため、お客様の荷物を少し移動させる必要もあります。
また、布団敷きでは布団を持ったり置いたり、立ったりしゃがんだりするため、足腰に負担がきます。
繁忙期には布団の枚数が多く、2時間ずっと布団敷きをし続けるなんてことも。体力に自信がないと結構きついかもしれないよ。
客室案内
次に紹介するのは、客室案内です。
これはチェックインを済ませたお客様を部屋までお連れするという業務です。館内のご案内や食事の時間や場所を確認したり、大浴場の注意事項などを簡単に説明します。
ここでお客様の態度で、どういうお客様なのか雰囲気や特徴を掴み、夕食を配膳する仲居さんに夕食時間や「こんな人だったよ」と事前に伝えたりもしました。
常連さんだったら「説明はいらんよー」って言われたり、子連れの方だと気持ち半分で説明を聞いていたり、優しい老夫婦の方だと親身に聞いてくれたり。いろんなお客様がいて面白いと感じたよ。
私はスーパーやコンビニなどで接客をしたことはありましたが、ホテルでの接客は初めてだったので最初はどう動いていいのか分からないことが多かったです。
例えば、エレベーターに乗るときやお部屋のドアを開ける時、お辞儀の角度など・・・・
私が働いていたところは小さな温泉ホテルだったので厳格な指導などなく、逆に困りましたが、先輩に聞いたりしてお客様に気持ちよく感じてもらえるように努めました。
そして一番大事なのは笑顔!!
いつも笑顔で接客することを心がけていると、お褒めの言葉をいただくこともありました。
自分がどれだけ忙しくてピリピリしていても、お客様には笑顔で対応することは忘れてはいけないなあと感じたよ。これがホスピタリティジョブのポイントだよね!
朝食の準備・片付け
最後に紹介するのは、朝食の準備・片付けについてです。
お客様が来る前に、お弁当箱や醤油やジュースなどを席に用意しておきます。お客様が来られたら、ご飯と魚と味噌汁をお皿によそって、席に持って行きます。
朝食の準備を1時間以内に終わらせて、お客様が来る時間までに自分たちの朝ごはんの時間がありました。
お客様が来られたら、席に案内・説明をし、ご飯や味噌汁を持っていきます。
一度に大人数が来られた時に、どの席にご飯を持って行ったか分からなくなりわちゃわちゃしてしまうこともありました😅
おかわりやお客様が何か要望があったら手を挙げるようになっていたので、朝食時間ずっとお客様のことを観察(?)しないといけなかったのが気まずかったなあ・・・
また、ずっと立ったままでいるため、足がすごく疲れました。
ホテル(接客・清掃)の1日の流れ
私が働いていたホテルは、A勤務(6時30分〜16時)とB勤務(12時〜21時)がありました。
それぞれの仕事の流れについてまとめました。
A勤務(6時30分〜16時)
6時30分〜 | 出勤、朝食の準備 |
7時10分〜 | 朝ごはん(賄い)を食べる |
7時30分〜9時 | お客様へ朝食の提供 |
9時〜10時 | 片付け・翌日の朝食会場の準備 |
10時〜13時30分 | 客室清掃 |
13時30分〜14時30分 | ランチタイム |
14時30分〜15時 | 夕食提供の準備 |
15時〜16時30分 | お客様を客室へご案内 |
A勤務の時の、主な仕事は大きく分けて【朝食の準備・客室清掃・お客様案内】の3つでした。
客室清掃は体力的にとても疲れる仕事でしたが、それが終われば退勤まであと少しという状況なので、頑張れました。
朝早起きして出勤するのは気持ちがいいよね。帰りも早いしA勤務の方が好きだったなあ。
B勤務(12時〜21時)
12時〜13時30分 | 出勤、客室清掃 |
13時30分〜14時30分 | ランチタイム |
14時30分〜15時 | 夕食提供の準備 |
15時〜17時30分 | お客様を客室へご案内、次の日の準備 |
17時30分〜19時 | 布団敷き(別部屋) |
19時〜19時15分 | 夕食 |
19時15分〜21時 | 布団敷き(部屋食)、食器洗い、次の日の朝食準備 |
21時 | 退勤 |
B勤務時の主な仕事内容は【お客様案内・布団敷き・次の日の準備】の3つでした。
出勤して間もなくランチタイムで、その後から退勤までの時間がものすごく長く感じました。😅
布団敷きの合間には洗い物をしたり、注文を受け取りドリンクを作ったりなどの業務もあります。中居さんや厨房の方がとにかくバタバタしているため、緊張感のある時間でした。
客室清掃の人数が足りない時は10時から出勤し清掃をしたり、お客さんの夜ご飯の時間が遅くなれば22時ごろに退勤したり。残業も多く、夜型の生活で負担が大きかった。
旅館やホテルの仕事に興味がある場合は、働く時間やシフト体制について事前にしっかりと尋ねておくことをおすすめします。
ホテル(接客・清掃)の給料
私がホテルの客室係で働いてもらった実際の給料について紹介します。
私が利用したリゾバ会社は株式会社ヒューマニックというところで、私が働いていた場所の時給や残業については以下のような感じになっていました。
そして、私のある月の給料の総支給額は、206,617円でした。
この給料が高いとか低いとかは、皆さんそれぞれの意見があると思います。初心者の派遣社員と考えたら満足とか、リゾバだからもっといっぱい稼げると思ってたとか、いろんな考えが巡ったのは事実です。
働いてお金を稼ぐってやっぱり難しい。でも給料が入ったら嬉しいし、お金はやっぱり仕事のモチベーションになるよね!
また、総支給額から社会保険代などが引かれているので、実際の手取りはもっと低いです。
ちなみに、詳しい給料明細はこちら。
ホテル業界は夏休みなどの長期休みが繁忙期のため、忙しい時は残業も多かったです。しかし、閑散期もあり、その時は勤務時間が1日8時間以下の時もありました。
給料の変動は月によって起こりうります。
もちろんホテルによって時給や残業時間など異なるので、一概にホテルの客室係の給料がこれくらいだということはできませんが、少しでも参考になればと思います。
福利厚生について
ホテルのリゾバでの福利厚生についてお伝えします。
賄いごはん(無料)
私が働いていたホテルでは、毎日3食賄いがあり、無料で食べることができました。(休日も)
いつも豪華というわけではなかったですが、お刺身や揚げ物や魚の煮付けなど、どれも美味しかったです!!
お菓子や飲み物などを除けば、食費がかからなかったので、節約になったよ!!
自分ではなかなか買えない刺身も毎日食べれて嬉しかった!
温泉入り放題
温泉ホテルで働くいちばんのメリットは、やはり温泉に入り放題であるということでしょう。
私が住んでいた寮にはシャワーがなかったので、毎日温泉に行く必要がありました。(生理の時や時間が無い時は温泉には浸からず、シャワーのみ浴びていました)
温泉は気持ちいいけど、どうしても上司や同僚と鉢合わせるので複雑な(?)気分でした😅
温泉好きなら温泉ホテルや旅館で働くのがおすすめだよ!
社員寮について
私が住んでいた社員寮について紹介します。
ここのホテルは、2階建の元旅館を社員寮として利用していました。1階は男性社員、2階は女性社員が住んでいました。
部屋の設備
寮の部屋についてや、設備については別の記事に詳しく書いています。
そちらをご確認ください。
料金
ヒューマニックからの派遣社員は、完全無料でした。
(光熱費や水道代もかかりませんでした)
正社員の方々は月にいくらか支払っているそうです。
職場までの距離
寮から職場までの距離は、徒歩5分でした。
近くて便利だと思いましたが、急な坂道で歩くのが大変でした。また、山の中にあるので街灯もなく、午後からのシフトで夜帰る時は真っ暗で本当に怖かったです。
まとめ
この記事では、私が実際に働いたホテルでのリゾートバイトの様子をまとめました。
私は初めてのリゾバで、初めてのホテル業界での仕事に挑戦しました。すごく田舎にある小さなホテルだったので、人員不足やマニュアル不足などが目立ち、色々と感じることが多い職場であったというのが正直なところです。
ですが、ホテルでの仕事経験ができたことは良かったなと思います。
人々の癒しや楽しみの場である観光業界でのお仕事がいかに大変であるかを身をもって感じたのと同時に、すごく大事なお仕事であると再認識しました。
また、【日本のおもてなしの心】はこれからも忘れずに過ごしていきたいなと思いました。
ホテルの仕事に限らず、「この仕事自分に合ってるかな?」「初めてだけど大丈夫かな?」と悩んでいる方がいたら、ぜひ挑戦してみてほしいです。
やってみないと分からないですし、もしそれで自分に合ってないとわかるだけでも価値があると私は思います。
簡単に挑戦でき、自分の向き不向きを知れる身近な機会が、リゾバです。
迷っているならリゾートバイトに挑戦してみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。