この記事では、私が実際にマレーシア就活をしてみて感じたこと、知っておきたかったことについてまとめています。
マレーシア就活はとにかく進むスピードが早いため、前もってしっかりと準備しておくことが成功への近道です。
これからマレーシア就活をしようとしている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
マレーシア就活のスピード感
マレーシア就活の進むスピードは本当に速いです。
実際に私が内定をいただいた会社は、応募してから内定をもらえるまでにたった1週間しかかかっていません。
より詳しいスケジュールについては、こちらの記事を読んでみてください。
マレーシア就活は正社員の募集でも入社時期が決まっているわけではなく、空きが出た時や人員が必要な時に募集をかけています。
そのため、会社側としては、即戦力になる人材をいち早く取りたいというわけです。
応募して一次選考・二次選考・・・とどんどん進んでいくため、一度始めたら突き進むしかない!!就活を始めるタイミングについてはよく考えておこう。
マレーシア就活は準備が命
マレーシア就活は進むスピードがとても速いため、事前の準備がとても大事になります。
私は仕事をしながらマレーシア就活を始めましたが、忙しくて毎日泣きそうになっていました😅さらに必要なものや準備することも事前に知っていなかったため、慌てて大忙しで準備しました。
そんな私が声を大にして言いたい、これだけは準備しておこうというものを紹介したいと思います。
パスポートの更新に注意
最初に確認して欲しいのが、パスポートの残存期間です。
マレーシア就活をし内定をもらえると、就労ビザの取得をするようになります。その就労ビザの申請には、残存期間が14ヶ月以上残っているパスポートが必要になります。
じゃあ、14ヶ月より少ない場合は更新しておけばいいんだよね!
そうなんだけど、注意してほしいのが、パスポートの更新は基本的には残存期間が1年以下にならないとできないということ!!
パスポートの残存期間が1年を切っている場合は、普通に更新手続きできますが、1年以上ある場合は特別な理由がない限り更新してくれません。
なんの悪戯か、私はマレーシアの会社に内定をもらった時点でのパスポート残存期間が13ヶ月だったのです。
マレーシアの会社「14ヶ月以上ないとビザ申請できないよ。更新して」
パスポートセンター「1年以上残っているから更新できません」
両者からの板挟み・・・
何回もパスポートセンターや市役所に電話したり出向いたりし、エージェントや会社から色々な資料をもらって、ようやく更新することができました。
更新のために必要だったものはこちら。
内定をもらったら、メールにて内定通知が届きます。(オファーメール)そこには、提出書類が書かれており、その中に14ヶ月以上のパスポートコピーがあります。
正式に就職が決まれば、オファーレターというものを会社が出してくれます。それには詳しい就業規約や給料やポジションについて書かれています。
そして、一番厄介なのが、公的書類です。パスポートセンター側は、就労ビザには14ヶ月以上のパスポートが必須であるとマレーシア政府が公式に言っている照明がないと更新できないという一点張りでした。
そこでエージェントに頼んで探してもらうと、MDEC(マレーシア政府)が出しているチェックリストの中にその言及がされているのが見つかりました。
Checklist for Employment Pass
https://mdec.my/static/pdf/expats/Checklist-EP_01Nov18-1.pdf
(これに14ヶ月以上のパスポートが必要だと書かれてある)
何度もやりとりをして、ようやくパスポートの更新の申請が通り、その10日後に新しいパスポートを受け取ることができました。
エージェントも初めてのケースだったようで、本当に大変だった。就活する前に、パスポートの残存期間もしっかり確認しておこう!!
必要書類を揃えておく
パスポート以外にも準備しなければならない書類があるので、事前に準備できるものは準備しておきましょう。
私が実際に必要だった書類を紹介します。
このように、事前に準備できるものばかりです。
仕事に応募し選考が始まると、ノンストップで内定まで進む場合もあるため、マレーシア就活をしようと考え始めた時から少しずつ準備しておくことをお勧めします。
また、大学の卒業・成績証明書は紙ベースで届くと思いますが、pdf形式でデータ化しておく必要があります。コンビニの機械を使う、もしくはiPhoneのメモ機能からpdfデータにできるので、時間がある際にそこまでやっておきましょう。
パスポートサイズの写真もデータ化しておく必要があるので、お忘れなく。
海外就活の行程は全てオンライン。面接も書類の提出もオンラインだということを頭に入れておこう。
リファレンスチェックの候補者を決めておく
私が準備していなくて戸惑ったのは、リファレンスチェックです。
これは日本で転職をするときに必要な場合もあるよね!
リファレンスチェックとは、前職もしくは今働いている会社で私の仕事態度がどうだったかを確認することであり、その対象者を選ぶ必要があるのです。
私は、その当時働いていたホテルのチームリーダーに許可をもらって、リファレンスチェックの対象者になってもらいました。
対象者になってもらえそうな人にあらかじめ相談とかしておくと良いかもね!
マレーシア就活の選考について
次に、マレーシア就活の選考について詳しく紹介していきます。
オンラインテストと面接の大きく2つに分けて、対策方法についてまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
オンラインテスト
マレーシア就活のオンラインテストは様々なタイプのものがあります。
応募する職種やポジションによってテスト内容は異なるかと思いますが、私が応募した《BPO企業のカスタマーサポート業》でのテスト内容について紹介します。
私が受けた主なテスト内容はこちらです。
タイピングテストは、指定された英語の文章を時間内にタイピングするという内容でした。
私は実際にこのテストで合格点に届かず、再テストになりました。タイピングの速さや正確さがカスタマーサポート業では重要になるため、カスタマーサポートに興味がある方は、事前に練習をしておくと良いでしょう。
タイピングの練習はインターネットで探せば色々なものが出てくるので、ぜひ自分に合ったものを探してみてください。
私が実際に使ったタイピングテスト練習のホームページはこちら。
https://manabi-gakushu.benesse.ne.jp/gakushu/typing/eigonyuryoku.html
次に英語力テストについてです。
私が行った英語力テストは、リスニング・スピーキング・ライティング・リーディングの全てのテストが含まれていました。英語でビジネスメールに返信するテストもあったので、少しだけでもビジネスメールについて調べておくと効果的だと思います。
一番難しかったのが、ディクテーションテストです。短い英文の音声を聞きそれをそのまま話すという内容だったのですが、ほとんど上手く話せませんでした。(再テストになりました汗)
もし今までディクテーションをした経験がないという方や苦手意識を持っている方は、練習しておきましょう!!
日本語テストは、基本的な文法や漢字の読み方などの問題でした。これは事前の勉強などは必要ないレベルだと感じました。
面接対策(日本語・英語)
マレーシア就活では、日本語だけでなく英語での面接があります。そのため、より時間をかけて準備する必要があります。
エージェントに登録をしていると、これまでの傾向や出題された質問例などを教えてくれるため、比較的対策はしやすいと思います。
私はマレーシア就活の中で実際に、3社・5回の面接を経験しました。
日本語のみの面接というのはなく、日本人の面接官だったとしても途中で英語力を知るために英語で質疑応答する場面が必ずありました。
一次面接は日本人の人事の方と面接することが多いと思うけど、英語での受け答えも練習しておいた方が良いよ!!
実際に日本人面接官の方で英語が得意でない方もいたので、高い英語力を求められているというよりは、英語でのコミュニケーションをする意欲みたいなのを見られているのかなと思いました。英語に自信がない方でも「伝えたい」という気持ちを諦めないことが大事だと思います。
また、以下に【よくある質問】と【重要な質問】についてまとめました。これらの質問については、日本語と英語の両方で答えられるようにしっかり準備しておきましょう。
近年、マレーシア移住は人気があり、マレーシアに就職したい方も増えているようです。
そのため、企業側は日本語ネイティブなワーカーがほしいと言っても、誰でも良いわけではなく、より良い人材を探して募集をしています。
本当にマレーシアで働きたい、このポジションに就きたいという熱意を伝えられるような回答を準備して練習しておくことが大事です。
マレーシア就活に関して知っておくべきこと
マレーシア就活をする前に、知っておくべきこと・知っておきたかったことを紹介します。
入社日はきっちり決められている
マレーシア就職を始めるとすぐに気づくと思いますが、どの募集にも入社日が細かく決められています。
【9月2日入社】のように、日付が決まっているので、応募する前に募集要項をよく読んでおきましょう。
入社日は目安というわけでなく、会社が必ずこの日に何人欲しいと明確にしているため、入社日の変更は基本的にできないと思っていた方が良いかと思います。
希望する入社時期についてエージェントときちんと話しておくとそれに合わせた仕事を紹介してくれるよ!
BPO業界は広いようで狭い
マレーシア就職でよく耳にするのがBPO企業だと思います。
これは各国の大手企業のカスタマーサポートなど一部の業務を委託された企業のことで、マレーシアにはたくさんのBPO企業が存在しています。
それぞれの会社が持っているプロジェクトは様々あり、旅行系やフードデリバリー系や動画配信サービスなどがあります。
BPO企業はたくさんありますが、意外と狭い業界。
私は複数のエージェントに登録していましたが、その際、「他のエージェントに登録しているか?どのBPO企業に応募しているか?」など聞かれました。お互いのこともよく知っている関係だそうで、私が今受けている会社とダブらないように聞いているのだそうです。
色んな視点の意見を聞けたから、複数のエージェントに登録しても良いかも。でもスケジュール管理など忙しくなるから、応募は1社ずつやったほうが楽だよ!
心とスケジュールに余裕を
一番強くアドバイスしておきたいのが、余裕を持って就活するということです。
何度も言っていますが、マレーシア就職は瞬く間にどんどん進んでいきます。応募して翌日に一次面接とか、オンラインテスト合格の翌々日に二次面接とか。。。。
特に現在の仕事を続けながら就活をする場合は、本当にスケジュール管理が難しく忙しい日々になることを覚悟しておいた方が良いです。
私は仕事も繁忙期で忙しかったため、面接練習やテスト対策など毎日大変で、心が折れそうだったよ・・・
逆に言えば、短期で集中して就活したい方にはぴったりだと思います。現在の仕事を退職してから就活するのもありです。
応募から選考までも慌ただしいですが、内定をもらってからもやることはたくさんあります。そのため、事前に準備できることはしておくことが大事です。
大事なのは、メンタル。
忙しくて空回り、やる気も無くなってしまったら、意味がありません。
自分と向き合う時間が長くなる就活期間だからこそ、余裕を持って取り組むことをお勧めします。
しっかり準備してマレーシア就活に臨もう!
この記事では、私がマレーシア就活を通して実際に感じたこと、知っておきたかったことをまとめました。
マレーシア移住は人気が高く、就職もハードルが高くなっていると言われています。
そのため、必要書類の準備だけでなく、なぜマレーシア就職に挑戦したいかをしっかりと自分の中で落とし込んでから就活に臨むことが大事なのではないかと思いました。
私自身も大変な思いをしながら獲得したマレーシア就職のチャンスを、無駄にせず頑張っていきたいと思います。
この記事が、これからマレーシア就活に挑戦する方への力に少しでもなっていたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。