この記事では、私が実際にマレーシア就活をした際の流れについてまとめています。
マレーシア移住や海外就職をしたいと思っている方へ、少しでも参考になれば嬉しいです。
エージェントに登録
マレーシア就活を始めるにあたって、私はエージェントに登録することにしました。
マレーシアの求人募集を扱っているエージェントはたくさんあり、どれが自分に合っているかをいろいろ調べ登録したのは以下の2社です。
桜リクルート社
最初に登録したのは、桜リクルート社というエージェントです。
求職者登録をするとエージェントから連絡が来て、詳しい求人情報をもらえたり面談をすることができます。
登録時に、英文履歴書やカバーレターなどを登録する必要があるので、あらかじめ用意しておこう!!
私は登録した次の日にメールが届き、翌日に返信、次の休みの日に面談をしてもらいました。
面談はSkypeで音声のみでした。
面談は、最初にマレーシア人のリクルーターの方と英語で行い、その後日本人の担当者の方と日本語でお話をしました。
英語で面談と聞いてめちゃくちゃ緊張していましたが、ラフな感じの面談なのでご安心を!!
まず英語の面談で聞かれた内容は、以下です。
・自己紹介(経歴)
・マレーシアに来たことあるか
・なぜマレーシアに興味があるのか
・自分の強みと弱み
・兄弟はいるか
・マレーシアに家族や親戚はいるか
・いつからマレーシアに渡航できるか
・希望の給料や職種はあるか
そして日本語の面談では、求人情報について詳しく説明を受けたり、一緒にどの仕事に応募したいかを考えたりという感じでした。
合計で1時間弱の面談でした。
この面談で自分の希望に合った(今の段階で)仕事に応募したいと伝えると、担当者の方が先方に推薦をしてくれました。
その翌日に、書類審査が通り一次面接の日時が決まったという旨のメッセージが届きました。対応の速さに驚きました😅
KL – WING
次に登録したのは、KL-WINGというエージェントです。
会員登録をするとメールで面談の日時の相談についての連絡が届きました。そこで履歴書やカバーレターを添付して返信しました。
面談は、Skypeで音声のみでした。
日本人のリクルーターの方と1対1で日本語での面談だったよ。
お話しした内容は以下です。
・自己紹介(経歴)
・マレーシアに来たことあるか
・なぜマレーシアに興味があるのか
・ワーホリではどんな仕事をしていたのか
・どんな職種に興味があるのか
・他のエージェントを使用しているか
・どの企業に応募しているか
・タイピングスキルはあるか
・英語力について
・コールセンターの仕事内容について
・お客様対応の経験について
実際に画面で求人を共有しながら、私の希望に合った求人についての説明を受けました。心配な点や譲れない点など詳しい話ができてとても有意義な面談だったと感じています。
面談後、メールで複数の求人を送ってもらい、そこから選んだところに応募。
そしてすぐにオンラインテストや一次面接の案内が届きました。
ここの面談は、とにかく情報を詳しく教えてくれる!!知りたいことを直球で答えてくれる感じで、納得しやすかったり安心感も持てたなあ。
就活記録:テクニカルサポート
私が最初に、応募した会社での選考内容やスケジュールについて紹介したいと思います。
この仕事は、パソコン機器やゲーム関連の機器を製造している会社がクライアントのテクニカルサポートジョブでした。
お客様からの「マウスが動かない」や「音が出ない」などの問い合わせに答え、解決策がない場合は返品交換の手配もするという仕事内容。お客様は日本人の方のみのため、電話もメールも日本語のみ。社内のコミュニケーションやトレーニングは全て英語。
私が実際に受けた選考スケジュールは以下です。
7月19日(木) | 応募(エージェントが会社に推薦) |
7月20日(金) | 書類審査通過 |
7月23日(火) | オンラインアセスメント・筆記テスト |
7月25日(木) | 一次面接(日本語と英語)・合否連絡 |
7月28日(日) | 二次面接(英語) |
8月2日(金) | 合否連絡 |
マレーシア就活はとにかくスピード感がすごいと思いました。トントン拍子で進んでいくので、就活期間が少なく済むというベネフィットもあります。しかし、仕事をしながら就活をしている人は、忙しくて濃密な日々になること間違い無いです(笑)
ここからは、詳しい選考内容についてまとめます。
事前のテスト
会社から課された事前のテストは2種類あり、これらのテストは、一次面接前に提出する必要がありました。
1つ目は、オンラインアセスメント(Webテスト)です。
メールで送られてきたWebテストのURLから、テストを実施します。
テスト内容は以下。
テストは質問や説明も含めて全て英語表記でした。(日本語の問題は日本語)
各テストごとに制限時間が設けられてありました。またテストは全てを一気に行う必要はなく、途中までやって、時間を空けてログインし続きから行うこともが可能でした。
まずは態度・仕事に対する姿勢についての質問に答えます。27問ありました。
次に、性格についての質問に答えます。
英語の文法問題が12問ありました。仮定法や時制の問題など基本的なものでした。
長文読解問題は、3つありました。3つ目は文章が長く読解するのに時間がかかってしまいました。
リスニングの問題も3つありました。制限時間内であれば何度も音声を聞くことができました。
スピーキングでは、質問に対して考える時間が1分あり、その後2分間ビデオが録画されるので自分の答えを英語で話すという内容でした。やり直しは1回できるので、各質問に対して2回ずつ挑戦ができるということです。
最後に日本語の問題がありました。内容は、助詞を選ぶ問題や正しい漢字を選ぶ問題などでした。(結構悩んでしまいました・・・笑)
全てのテストを終了したら、下の画面になります。これでオンラインアセスメントは終了です。
もう一つのテストは筆記テストでした。Wordに6問の質問が書かれてあるので、その答えを英語で入力して提出するという内容です。
質問の内容は、応募したポジションの業務内容に関する基本的な知識を問う問題でした。私はこの業界について基本的な知識もあまり無いため、インターネットで調べて答えを入力しました。
これらのテスト結果がどうだったのかなどのフィードバック等はありませんでした。
一次面接(日本語と英語)
一次面接は人事部の方(日本人)と、英語と日本語での面接でした。
人生初の英語面接だったので少し緊張していましたが、面接官の方は気さくで優しい方だったので話しやすかったです。
面接のおおまかな流れ(質問内容)は以下の通りです。
***************
(簡単な挨拶、こんにちは〜よろしくお願いいたします〜)
面接官:まずは英語での面接をしますね。
***********
ポジションや仕事内容についての簡単な説明や、入社日の確認や準備物についての説明もありました。
そして面接の最後の段階で、次の面接についての説明があり、日程調整をし、面接が終了しました。
あれよあれよと言ううちに一次面接は合格していました!!やったー!びっくり!!
一次面接では、主に英語でのコミュニケーション力や今までのキャリア・経験について知ることが目的だったように感じます。マレーシア就活の志望理由やこの会社を選んだ理由なども詳しく聞かれませんでしたが、似たような質問の際にくっつけてお話はしました。
日本人の人事部の方ということもあり、一次面接はやわらかい雰囲気で答えやすい質問ばかりになっているのだと思います。
(ここで落ちる人はいないのかもしれませんが、二次面接に進むことができ、嬉しかったです。)
二次面接(英語)
二次面接はプロジェクトリーダー(マレーシア人)との英語面接でした。
最初に、一次面接で聞いたことは繰り返し聞かないよ〜と言われました。確かに、私の経歴や性格などの話よりも仕事内容に沿った質問ばかりでした。
面接で聞かれた質問は以下です。(全て英語で聞かれましたが、ここでは、日本語で表記しています)
これ以上にも何か聞かれた気がしますが、覚えている内容としてはこんな感じでした。
ほぼ正解回答を答えられず、絶対ダメだと思ったし、私にこの仕事は厳しいなあと感じたよ。エージェントからは専門的な知識は必要ないって言われていたけど、やっぱり必要じゃん!!!
人によって何をもって【専門スキル・専門知識】と定義するかは異なると思いますが、テクニカルサポートの求人の場合はその分野に興味があり基本的な知識を知っていることが前提で応募するべきだと感じました。
結果は不合格
二次面接の結果は不合格でした。
予想していましたし、不合格になって当然だと思います。
これ以降は、自分の興味ある分野に絞って探していこうと決めました。
まだ就活始めたばかり!!前を向いて頑張っていくよ〜!!
就活記録:ホテルカスタマーサポート
私が次に応募したのは、ホテルのカスタマーサポートのお仕事です。
予約の変更やキャンセルの対応やお客様からの質問や要望について各国のホテルに連絡をとり確認するという仕事内容。お客様は日本人と日本に住んでいる海外の方。各国のホテルとのやりとりは英語。
私が実際に受けた選考スケジュールは以下です。
7月26日(金) | 応募・オンラインテスト |
8月1日(木) | 一次面接(日本語と英語) |
8月8日(木) | テスト再受験 |
8月9日(金) | 二次面接(辞退) |
この求人は業務でも英語を使うため、日常会話以上の英語力が必要だとのことでした。英語力が試されるなあと少し緊張しつつ応募しました。
ちなみに、別の会社からの内定が出たため、二次面接は辞退しました。
オンラインテスト
オンラインテストは事前に用意して取り組んだほうが良いと実感しました。
と言うのは、私自身2つのテストが合格点に届かなかったからです。(ガーン)
それでは詳しく紹介していきます。
テストは共通のものと言語で選択するもので分かれています。自分に該当するものを全て選んで実施する必要があります。
まずは英語のテストについてです。
英語のテストは、グラマーだけでなく、リスニングやスピーキング・長文読解問題・ディクテーションなど全般的な英語力テストになります。苦手意識のある分野については少しでも練習しておくと良いです。
タイピングテストは、時間内に指定された文章を打てるかのテストでした。練習問題が一つ、本番が一つありました。
*文章は英語です。
メール文章テストでは、設定されたシチュエーションに沿ってお客様にメールを打つというテストです。同じ内容で英語と日本語でそれぞれ制限時間内に入力する必要があります。
英語で書かれてあるシチュエーションを読解し、自分なりの返信を考えてメールを入力しなくてはならないので時間が間に合わなかったです・・・・最低限のビジネスメールの基本を英語で入力できるようにしておこう!!
また、メールやインターネット・PCに関する基本的な知識を問う問題もありました。これは英語で表記されているので、PC関連の英語の語彙力を身につけておくとスムーズに解けると思います。
日本語のテストは語彙力やグラマーを問う筆記タイプのものと、話す聞くタイプのものがありました。すごく難しいわけではないですが、少し頭を使うような問題もありました。
話すテストでは、お題が出されその答えを制限時間内に日本語で話すという内容でした。これが意外とうまく話せなかったですね・・・・😅
ちなみに日本語テストは終了すると結果が出ます。数字のスコアや細かいアドバイスなどが書かれてあり参考になります。私は発音が弱点だと分かりました😅
また、SHLテストというテストもあります。業務上の姿勢や性格に関する問いや論理的思考を問う問題などがあります。ネットで調べると練習問題や解き方の解説などが載っているので、事前に調べておくことをお勧めします。
たくさんのテストがあり、全て取り組むのには長い時間が必要です。ですが、全てを一気にやらなければならないわけではないのでご安心を!
タイピングやSHLテストについては事前の練習や予習が特に大切!!
私はその二つの項目で合格点が取れず、再テストになったよ。皆さんは事前の準備をしっかりして取り組むようにしてください!!
一次面接
一次面接は人事の人(日本人)との日本語と英語での面接でした。
面接で聞かれた内容は以下です。
そこまで踏み込んだ質問はなく、一般的な質問がほとんどでした。仕事内容について詳しく話があった後、英語でのやりとりが始まりました。
英語で聞かれた内容は以下です。
仕事の詳しい内容の説明が長くて、質問はそこまで多くなかったという印象でした。
その場で一次面接は合格だと言われ、二次面接についてはエージェントに連絡すると言われ、面接は終了しました。
二次面接
合格に満たなかったテストの再受験をし、合格したら二次面接の予定が組まれました。
ありがたいことに二次面接まで行くことができましたが、別のところの内定を承諾したため、二次面接はお断りをさせていただきました。
本当に迷いましたし、感謝の気持ちでいっぱいでしたが、タイミングや仕事内容などを考えて、最終的に辞退をしました。
就活記録:動画配信サービス – カスタマーサポート
私が次に応募したのは、動画配信サービス – カスタマーサポートのお仕事です。
動画配信サービスの入会方法や退会方法についてやトラブルシューティングに関する問い合わせに答えるという仕事内容。お客様は日本人の方でメールが6割、電話が4割。
私が実際に受けた選考スケジュールは以下です。
7月30日(火) | 応募 |
8月1日(木) | 書類選考合格 |
8月2日(金) | 一次面接(日本語と英語) |
8月7日(木) | 二次面接(日本語と英語) |
8月8日(金) | 内定を頂きました!! |
応募してから約1週間という早さで選考から内定まで全てが完結したということになります。
めちゃくちゃ早っ!!なにこのスピード感は!!
それでは、選考の詳しい内容についてまとめていきます。
一次面接
一次面接は、人事の方(日本人)と日本語と英語での面接でした。
ここの面接は、真面目でガチガチな雰囲気の面接だったよ。緊張してうまく喋れなかったなあ・・・
聞かれた内容は、今まで受けた面接とほぼ変わらない内容でした。
そして英語力を試したいということで英語での質問が2つありました。
ちなみに、エージェントからは日本語のみの面接だと聞いていたので少しびっくりしました(^◇^;)
いつもみたいにうまく話せなかったですが、「この英語力なら大丈夫でしょう」と言われました(なんか複雑な気持ち)
あんまり面接官との相性は良くなかったんですよねえ。少し言葉に棘がある感じで・・・でも仕事内容とか会社の待遇とか噂もよく、すごく魅力的なんです・・・
「一次面接の結果はまだ分かりませんが、一応二次面接に進んだ時のために都合の良い日を教えてくれませんか」と言われ、他の一次面接がその場で合否が出ていたので、この違いの差もなんだかなあと思ってしまいました。
この時の私の体調が良くなかったというのもあり、前向きなフィーリングが感じれなかったんですね。
二次面接
二次面接はオペレーションリーダー(日本人)との日本語と英語での面接でした。
二次面接では、基本的なことではなく、もっと踏み込んだ質問が多かったです。
実は、ここの二次面接はハードルが高く、合格するのが難しいとエージェントから言われていました。このエージェントからは今までも一人?しか受かってないとのことで、詳しい面接内容や合格の秘訣などを詳細に伝えてもらっていました。そのため、十分に準備して面接に臨むことができました。
聞かれた質問内容は以下です。
途中で少しだけ英語での質問がありました。
面接中に、詳しい業務内容や職場の雰囲気、残業やインセンティブについて、シフトについてなど細かく説明がありました。
詳しい説明によってイメージがはっきりとし、自分のワークスタイルに合っているなあと感じました。
ITについて詳しくはないので、そこは不安もあったけど、記憶するのが得意な私なら大丈夫だと思ってアピールしたよ!
合格そして内定をもらえた
二次面接の次の日に、エージェントから合格の連絡が届きました!!!
先行はこれが最後だったので、つまり、内定をもらえたということになります。
すごく嬉しかったですし、仕事もしながら頑張って就活してよかったと思いました。
エージェントはとても重要
今回マレーシア就活をする上で、感じたのは「エージェントの重要性」です。
もちろんエージェントを使わずに自分で直接会社に連絡する事もできます。ですが、エージェントを使うことで楽に就活できたと感じました。
エージェントを使うメリットについて考えてみました。
1番のメリットは、自分に合った求人を効率よく見つけられることだと思います。
エージェントに登録をすると、必ず面談が組まれ、自分の意思や好みなどを担当の方と共有します。その後、私にピッタリだと思う求人の詳細を送ってくれます。自分で一から全ての求人を見て探すよりも効率が良く、時間の無駄が省けます。
また、面接やテストの傾向について詳しく情報共有してくれるため、選考対策をしっかりすることができます。これは、本当に助かりました。
ただ、どんなことを聞かれるかだけでなく、どういう姿勢や気持ちで臨めば良いかなども教えてくれるよ。
エージェントはたくさんあり、どのエージェントを使えば良いか迷うと思います。私もそうでした。ネットでエージェントの評価などをくまなく調べても、そこまで詳しい結果は出ません。
私が使ったのは、桜リクルートとKL-WINGの2社です。
どちらの担当の方も親身になってサポートしてくれたよ。すごく感謝。
もし良いと思ったエージェントに出会えたなら、そこ1社に絞って就活しても良いかもしれません。
私はそれぞれのエージェントから紹介してもらった2社の選考を同時に行っており、面接日程や内定になった時の折り合いみたいなのが少し難しかったからです。
もちろん、エージェントごとに持っている求人の種類が違ったりもするので、複数のエージェントから紹介してもらうのもありだと思います。
いずれにせよ、エージェントを使うことはおすすめです!
マレーシア就活はスピード感に注意!
この記事では、私が実際に経験したマレーシア就活の流れについてまとめました。
マレーシア就活は、とにかくスピードが早く、とんとん拍子で進んでいきます。
そのため面接やオンラインテストまでの準備時間を十分に取れなかったり、毎日面接が続いたりと体力的にも精神的にも辛いスケジュールになることを覚悟しておくべきです。
現職をしながらの就活だとさらに大変ですので、余裕を持って就活をするか、覚悟を決めて一気に駆け抜けるかのどちらかがおすすめかなと思います。
今後は、マレーシア就活についてやマレーシア移住・生活などについて色々とシェアできたらと思うので、ぜひ楽しみにしていてください♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。