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【子宮内膜症】治療薬ジェノゲストの効果と副作用について。

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こんにちは。
現在、子宮内膜症(チョコレート嚢胞)を治療中のみいです。


現在、治療の1つとして、ジェノゲストという薬を服用しています。

「ジェノゲストは飲むとどんな効果がある?」
「副作用で更年期障害が出るって本当なの?」

こう思う方も多いのではないでしょうか。
実際私も疑問だったのでネットで色々と調べてみました。

できるだけ分かりやすく簡潔にまとめていきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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子宮内膜症とは

子宮内膜症とは、子宮内膜組織が子宮外にできてしまう病気のことです。

子宮内膜組織とは、生理の時に月経血として流れ出るもので本来は子宮内にしか存在しません。
それが何らかの原因で子宮外にでき、増殖したり他の臓器に癒着したりします。

子宮内膜組織が卵巣にできると古い血液が溜まって大きく膨れます。
それをチョコレート嚢胞と言います。(私は10㎝のチョコレート嚢胞が見つかりました)

引用元:子宮内膜症|公益社団法人 日本産科婦人科学会

チョコレート嚢胞だと検査で分かりやすいですが、卵管やダグラス窩などにできていると子宮内膜症との判断がしにくいようです。

子宮内膜症の主な症状としては、様々な痛みが挙げられます。
生理痛・腰痛・腹痛・排便痛・性交痛などです。
不妊症になる方もいます。

\私は1か月前に子宮内膜症と診断されました/

子宮内膜症の治療法

子宮内膜症の治療方法は、症状の種類や重症度、発症年齢などによって様々です。

手術療法

子宮内膜症であるからと言って、必ずしも手術が必要なわけではないです。

【手術を勧められる症例】

  • チョコレート嚢胞がある(大きい)
  • 不妊が続く
  • 年齢が高い
  • 薬物療法で改善されない

これらの条件に当てはまる場合は手術療法が行われます。
再発の可能性が高いため、妊娠を望まない人は子宮・卵巣摘出が勧められます。
妊娠を望む方は、病巣部のみを摘出し子宮・卵巣は残されます。

手術は、開腹手術よりも負担の無い腹腔鏡手術のため、傷はほぼ残りません。

薬物療法

痛みがある時には、ロキソニンなどの鎮痛剤を使います。
私の場合痛みが強い時はロキソニンを使いますが、痛みが少しであれば市販のイブやバファリンなどの薬を飲んでいます。

子宮内膜症を小さくしたり、症状を改善させたりするために、症状にあった薬が処方されます。

この病気は女性ホルモンを食べて大きくなるため、薬によってホルモン量を調節します。

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ジェノゲストとは

私が現在飲んでいるジェノゲストという薬はどういう薬なのでしょうか。

効果

これは、卵巣機能を抑制するための薬で、黄体ホルモン療法とよばれます。
よって生理がこなくなり、生理痛や腹痛などの痛みが改善されます。

また、子宮内膜細胞の増殖を抑える効果もあります。
さらにチョコレート嚢胞を小さくすることもできます。(完全に消すことはできない)

毎日2回(朝と夜)に分けて服用。
手術を行った人も、再発防止のためにジェノゲストを飲み続けたほうが良いらしいです。

副作用

ジェノゲストによる副作用は大きく分けて2つあります。

①不正出血

60%という高い頻度で不正出血が起きます。
薬を飲み続けていくと徐々に減っていきますが、ひどい貧血になる人もいるとのことなので注意が必要です。
不正出血は服用開始から3~6か月間続くこともあるため、医師と相談し副作用の対策をすることが大事とのことです。

②更年期障害

女性ホルモンであるエストロゲンの量が低くなるため、頭痛・ほてり・めまい・不安などの更年期障害のようなものが見られるようになります。
しかし、近年の新しいジェノゲストは、エストロゲンの量を抑制しすぎずに子宮内膜症の治療ができるようになっているとのことです。
よって最近では、不正出血も含め更年期障害などの副作用があまり見られなくなっているので嬉しいですね。

ちなみに、私はジェノゲストを飲んで15日経ちますが、今のところは副作用と感じるものはありません。まだ飲み始めたばかりなので、今後副作用が出るかもしれませんが(-_-;)

ジェノゲスト以外の薬はどんなものがあるか

ジェノゲスト以外の薬がどんなものがあるか見てみましょう。

低用量ピル

一定量の女性ホルモンを体内に入れるための経口剤です。

通常脳からの指令により体がエストロゲンという女性ホルモンを作り出します。
このピルを飲むと体がエストロゲンを作らなくなり、結果として排卵が起こらなくなります。
これは妊娠している状態と同じあり、子宮内膜症の症状を軽くすることができるのです。

この薬は長期間使用しても問題はありませんが、吐き気や不正出血などの副作用が数か月間出ることがあります。

GnRHアゴニスト

これは点鼻もしくは注射での投与による治療です。

排卵や月経を止めるもので、薬物療法の中で一番効果が高いとされています。
いわゆる閉経の状態にするため、「偽閉経療法」とも言われます。

しかし更年期障害や骨密度の低下などの副作用が目立つため、投薬には6か月という上限が決められています。

GnRHアンタゴニスト

上のGnRHアゴニストと作用や副作用がほぼ同じの経口剤です。
こちらも投薬期限が6か月までとなっています。

ジェノゲストは副作用に気を付けながら服用する

子宮内膜症の薬物療法の中で最もポピュラーなジェノゲスト。

最近は医療技術が進み、副作用が出にくくなっているというのも事実です。
ですが、不正出血や体の不調に気づいたら医師ときちんと話し合うことが大事なんだと分かりました。

〈参考文献リスト〉

子宮内膜症Q&A

医療用医薬品 : ディナゲスト (ディナゲスト錠1mg)

子宮内膜症外来|東京大学医学部附属病院

月経困難症の治療 低用量ピルとディナゲスト 後編

子宮内膜症 | いずみレディスクリニック|秋葉原駅からすぐの婦人科、産科、女性内科

子宮内膜症|横浜の婦人科医院【的野ウィメンズクリニック】

自分が飲んでいる薬について、理解が深まり良かったと思います。
手術まで1ヶ月ありますが、ジェノゲストと鎮痛剤を使用しながらゆっくりと体調管理に努めたいと思います。
今後も、自分が子宮内膜症になったから分かること・感じることをリアルに伝えていけたらと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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