
こんにちは!マレーシアに住んで9ヶ月が経つのですが、
親知らずが悪化して痛みがひどかったため、抜歯することになりました泣
この記事では、マレーシアの歯医者についてや親知らずの抜歯にかかる料金などにまとめています。
*マレーシアには公立の歯医者と私立の歯医者がありますが、私は私立の歯医者に行きました。公立の方が料金が安いとのことですが患者が多く待ち時間が長かったり予約ができなかったりするそうです。
また、今回私が抜歯したのは、右下と右上の親知らず2本です。
マレーシアで歯医者に行く必要がある方などに参考になればと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
「マレーシアで抜歯」に至るまで
はじめに、親知らずを抜歯するに至るまでの経緯をお伝えします。
6月2日 | 右奥下の歯がなんか痛いというか違和感を感じる。 その痛みが数日続いた後、痛みが本格的に。 |
6月5日 | 痛くてご飯も食べれず、夜も寝れず。 |
6月6日 | 仕事を休み、歯医者に電話して予約。 カウンセリングやX線撮影撮影。 |
6月18日 | 親知らず抜歯 |
親知らずが突然痛み出す
その痛みは突然にやってきました。
と言っても、2年前ほどにも一度同じようなことはありました。
その時はニュージーランドにおり歯医者に行ったものの、日本に帰国してから抜いてもらった方が良いと言われ、抗生物質をもらっただけでした。
そのあと、ニュージーランドから日本に帰国後、全く痛くならなかったため、そのままにしてしまっていました←(今更後悔)

日本にいる間に歯医者に親知らずは抜いておくべきだったと痛感。
これから海外に行こうと思っている人にはよくよく伝えたいです・・・
痛みで食べれないし寝れないし、歯茎が大きく腫れて膿が出ているのも分かりました。
マレーシアで働き始めて9ヶ月目にして初めて病欠を取り、歯医者に電話をして予約しました。その日の16時に空きがあるということでそれまでただただベッドに横になって休みました。
以下は予約時の実際の会話です。
私も完璧な英語ではないのですが、こんな感じの英語で伝わるんだと参考にしてもらえればと思います☺️
私:I would like to make appointment for checkup, is there any available slot today?
受付の方:4pm or 6pm…
私:4pm, please.
受付の方:Okay. May I know your name?
私:(名前を答える)
受付の方:Is your phone number the one you are calling now?
私:Yes.
受付の方:Okay. I will send the location on your WhatsApp.
私:Okay. Thank you.
受付の方:Okay. See you at 4pm.
私:Thank you, Bye.
少しうろ覚えではありますが、上記のような会話をしました。
何時が空いているかを聞いて時間を決めたあと、名前と電話番号を聞かれて終わった感じですね。
歯医者でチェックを受ける
予約時間の10分前に、歯医者に到着!

マレーシアでの初めての病院。
ドキドキしながら行くと、優しい受付の方が笑顔で対応してくれたので安心しました。
歯医者でのおおまかな流れは以下です。
受付 | パスポートを見せる |
問診票を書く | |
保険(AIA)の番号を伝える | |
診察 | 先生に症状を伝える |
X線撮影 | |
現状の説明を受け、抜歯が必要といわれる | |
歯のクリーニングを受ける | |
会計 | 薬を受け取る、料金の支払い |
担当の先生は、中国語・マレー語・英語がペラペラの中国系のマレーシア人の女性でした。
(とっても綺麗で優しい方でした)
自分で口の中の腫れや膿の写真を撮っていたので、写真を見せながら先生に症状を伝えて、状態を見てもらいました。
親知らずが横に生えており歯磨きが行き届かないため、親知らずも親知らずの横の歯も虫歯になっているとのことでした。そのため炎症が起きているので親知らずを抜く必要があると説明を受け、「やっぱりそうか・・・」と落胆←。
まずはX線の写真を撮りましょうとのこと。
別室に行き、胸部のX線を撮るマシーンみたいな大きなマシーンで、口の中のX線写真を撮影。
(日本では口の中に何かしら紙みたいなものを噛んでその場でX線写真を撮影されたことがあったので、初めて見るマシーンに驚きました)
その後、X線写真を見ながら、親知らずの抜歯についての説明がありました。とても詳しく教えてくれたので分かりやすかったです。
その日は抜歯する時間がないとのことで、抜歯については別日の予約が必要になりました。
最後に歯のクリーニングをしてもらって終わりました。

個人的な感想だけど、日本の歯医者でやってもらったクリーニングより、
痛みもなく綺麗になった気がしたよ。
この日にかかった料金はこちら。
・カウンセリング代:RM50
・X線代:RM150
・クリーニング代:RM270
・薬代:RM10
合計:RM480

はい。決して安くはないです。ただ健康のためなのでしょうがありません。
帰宅して自分のスケジュールを確認し、抜歯の予約を取りました。抜歯までは、免疫力を高めるために睡眠をしっかり取ったり、甘いものを控えたりしながら過ごしました。
マレーシアで抜歯|当日
いよいよ抜歯当日。
先日のチェックアップの場所とは異なり、抜歯はBukit Bingtang支店のところでやってもらいました。(担当の先生は一緒)

扉を開けて中に入ると、受付の人が私だとすぐに認識したみたいで名前を呼んで確認されました。
すでに前回の診察時に全て受付しているので、受付は必要ないとのことでそのまま待合室で待機。(パスポートとかも何も見せなかったので、なんか不思議な感じでした)

抜歯当日のおおまかな流れは以下です。
12時50分 | 痛み止めと抗生物質を飲む |
13時 | オペ室へ入室。 |
歯のスキャン | |
13時10分 | 下の親知らず周りを麻酔 |
抜歯の流れや注意事項など説明。同意書にサイン。 | |
13時20分 | 下の親知らずの抜歯オペ開始。 |
14時10分 | 下の親知らずの抜歯オペ完了、縫合。 |
上の親知らず周りを麻酔。 | |
上の親知らずを抜歯。 | |
14時30分 | 当日の注意事項を説明。オペ室から退室。 |
薬をもらう、支払い |
抜歯前に、受付の方に薬を2種類(痛み止めと抗生物質)渡され、今飲むように言われました。

予約時間になり、オペ室へ入室。
まずは助手の方によって歯のスキャンをされました。これが何の意味だったのかいまだに分かっておりませんが(笑)機械で歯をぐりぐりと押されて、歯の状態などをモニターで確認しているようでした。
そのあと、先生が来て麻酔をされました。
麻酔は2本、まず下の親知らずの周りに注射されました。チクッという痛みからズキズキするような痛みが感じられましたが、想像していたよりも痛くなかったです。
それもそのはず、麻酔時に助手の方が私のほっぺに小型のバイブレーターを押し当ててくれ振動により痛みを鈍らせるようにしてくれました。
また、子守唄のような柔らかな音楽が流れ、目線の先には広大な自然の風景が映し出されたモニターが。

サポート体制万全!
日本の歯医者ではこんな経験をしたことがなかったので、驚きと感激でした!!
麻酔が効くまでの間に、先生が抜歯の流れや注意事項などを細かく説明してくれました。X線の写真や同意書の文章を見せながら話してくれたため、とても分かりやすかったです。
話を聞いているうちに私の顔の右側はすでに麻痺して、言葉もはっきり喋れない状態になっていました。
同意書にサイン。
不明点はないかと聞かれたので、私はいつも歯医者などで口を大きく開けると顎が痛くなるので心配だということを伝えたら、「クッションみたいなものを噛んでもらうから自分の力で口を開けておく必要はないから安心して」と言われました。
確かに、オペ中ずっとゴムのようなものを左側の歯で噛んでいたので、自分の力で口を開けておく必要がなく比較的楽でした。

あと、唇の保護ということで、唇にワセリンを塗ってもらった後
ゴムのようなもので唇をカバーされたよ!
こういうのも日本の歯医者で抜歯した時にはなかったから、なんだか感動✨
いよいよ抜歯オペスタート。
麻酔が効いているか確認のあと、ドリルのようなものでギーギーと音を立てながら、歯を削っているのが分かりました。
何度も先生は私に「大丈夫?痛くない?」など確認をしてくれました。
途中で水が喉に溜まって苦しい時や、顎が痛くなった時など、手を挙げて伝えるとすぐに対処してくれたのも良かったです。
とはいえ、やはり苦しいし辛い時間ではありました。
先生が「終わったよ。今から縫合するね」と言ったときは、本当に嬉しかったですね。
縫合が終わったら、上の親知らずに麻酔をして、抜歯をしてもらいました。この歯はまっすぐに生えていたので、5分もかからずに抜歯が終わりました。
最後に先生から、【今日していいことや食べていけないもの】などの説明があり、オペ室から退室。
記念に(?)抜いた歯をもらったり、先生と一緒に写真を撮ったりしました笑
オペ中も穏やかで笑顔の絶えない先生で、優しくてかっこよくて、スキルもあって、本当に素敵な先生でした✨

最後に薬をもらって、支払いを済ませて終了。(料金については以下で詳しく説明しますね)


意外とあっという間のような1時間半でした。
帰る時は顔の半分が麻痺しており、変な感じでした🤪
マレーシアで抜歯|回復まで
抜歯をしてから回復までの流れも簡単にまとめておきます。
抜歯当日は、顔の痺れがなくなった後に痛みを感じました。
ただ、痛み止めを飲むと大丈夫で、普通に食べたり寝たりできたので良かったです。
抜歯した翌日とその翌日の2日間は、痛みがまだあったので、仕事を休みました。家でゆっくり回復に努めながら過ごしました。

先生からMCレターを抜歯当日含めて3日分もらっていたよ。
マレーシアでは、仕事を病欠する時にMCレターを会社に提出する必要があるんだ。
顔が腫れると予想していましたが、全く腫れなかったのでびっくりしました。(先生すごい)
また驚いたのが、抜歯の当日から3日間、WhatsAppで状態はどうかとメッセージをくれて、フォローアップもしてくれたことです!

予約のやり取りや領収書の送付なども全てWhatsAppで簡単にできて、フォローアップのメッセージなども送ってくれるので、本当にすごいなあと思いました。
1週間後に抜糸をしにまた歯医者に行かないといけませんが、抜歯してから3日間で痛みもなくなり順調に回復しているので良かったです。
マレーシアで抜歯にかかる料金・保険
マレーシアで親知らずの抜歯(上下2本)にかかった費用を紹介します。
結論から言いますと、かかった費用の合計は、RM1,790でした。
日本円で言うと、、、、6万円を超えるくらいですね。はい、やっぱり高いです😭
実際にもらった領収書の内訳はこちら。

下の親知らずが横に生えていたので、Minor SurgeryとしてRM1,350かかっており、これが料金の大部分を占めている感じです。
あとは、上の親知らずの抜歯にRM350と、薬代です。

健康第一だもんね・・・
お金はかかっちゃったけど、抜歯してもらってよかった!
また、私は会社の保険に加入しているのですが、歯医者でカバーしてくれるのは年RM200まででした😭
やはり、お金の面を考えると、日本にいる間に歯医者に行っておく方が良いかと思います。
マレーシアの歯医者は高いが色々すごい!
この記事では、マレーシアの歯医者・親知らずの抜歯についてお伝えしました。
今回初めてマレーシアで病院にかかり、最初は不安に思っていたのですが、予想を遥かに上回り大満足のサービスでした!!
ちなみに、私が今回お世話になったのは、Hello Dental Clinic というところです。支店がいくつかあり、予約も簡単にWhatsAppでできるので安心です。
私の担当をしてくれたDr. Sapphire Gohは、高いスキルを持っているだけでなく人柄も素敵な先生でした✨
海外の病院だとどうしても不安に思うと思いますが、意外となんとかなります!!←
私も今後も健康第一に、無理せずマレーシアで生活をしていけたらと思います。
この記事が少しでもどなたかの参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました☺️