この記事では、青春18きっぷの使い方や注意事項についてまとめています。

私は、実際に青春18きっぷを利用して7日間の旅をしてきました。
その時に感じたこと・メリットやデメリットなどを
リアルにシェアしていきます。
こんな疑問を持っている方におすすめです!
▪︎青春18きっぷはどうやって使うの?
▪︎実際に1日でどれくらいの距離をいけるの?
長期休みに青春18きっぷの利用を悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

【概要】青春18きっぷとは
青春18きっぷについて詳しく知らない方もいると思うので、簡単に紹介します。
利用できる対象者
青春18きっぷの利用は、どなたでも可能です。
18という数字から連想して、大学生しか使えないのかな?と思っている方もいるかもしれませんが、そうではありません。
「青春18きっぷ」の名称の由来については、当時国鉄旅客局長だった須田寬により、青少年・学生をイメージした「青春」と、その象徴的な年齢で「末広がりの8」にも通じる「18」を組み合わせたと、後年に須田が説明している
Wikipediaより
「自分の青春時代はもう過ぎているから・・・」と諦める必要はありません!
年齢制限はなく、どなたでも利用できるということです。
利用できる期間
青春18きっぷは、春・夏・冬の年3回発売されています。
春休みなどの長期休みが始まる少し前から販売が開始されており、利用期間はその長期休み内でのみとなっています。
例えば、2024年春について見てみると、
発売期間と利用期間が全く一緒ではないということだけ注意が必要です。
利用上のルール
青春18きっぷは、簡単に言うとJR電車の1日乗り放題切符です。乗り始める駅できっぷに日付の入ったスタンプを押してもらい、その日1日はそのきっぷを見せるだけで乗車・降車が可能になります。
ですが、利用するにあたって、細かいルールがあるので、確認しておくことが大切です。

ルール①
自動改札機は通れない。乗車・降車の際は、必ず駅員さんに青春18きっぷを見せてから通過しましょう。無人駅の場合は、インターホンを押してカメラに向かってきっぷを見せます。近くの駅にいる駅員さんに繋がり、許可をもらえます。
ルール②
1日分からの購入はできず、5日分1セットからの購入しかできない。
きっぷは1枚で5日分使用するため、無くさないように注意です。ちなみに1枚のきっぷに、スタンプを押す場所が5箇所あります。
ルール③
利用は、連続した5日間である必要はない。利用できる期間中であれば、いつでも使えます。
ルール④
同じ乗車区間の場合、家族や友達などと一緒に使える。
1日分を1人分と置き換えることができると言うことです。例えば、私と両親の3人で旅に行くとしたら、その日は3人ともJR乗り放題となりますが、きっぷの3日分を使ったことになります。
ルール⑤
JR普通列車と快速列車の自由席で有効。特急や指定席を利用する場合は、別途料金が必要です。
上記した5つは基本的なルールになります。
より詳しく知りたい方は公式ホームページをご覧ください。
購入場所
みどりの窓口や指定券券売機、旅行会社などで購入できます。

指定券券売機では、
「おトクなきっぷ」という項目から選択できるよ!
価格は、12,050円です。(5日分セットになった1枚)
つまり、1日分が2,410円ということです。
実際に使ってみた
私が今回青春18きっぷを使って旅をしたルートをご紹介します。こんな使い方もあるんだと参考にしてもらえたら嬉しいです。

7日間の日程のうち5日間のみ青春18きっぷを利用し、その都市内での移動しかせず、元が取れない日は通常通りきっぷを購入しました。

1日目 | 山口県から島根県へ移動 |
2日目 | 松江・出雲大社を観光 |
3日目 | 鳥取県へ移動、水木しげるロード、コナンロードをまわる |
4日目 | 大阪府へ移動 |
5日目 | 琵琶湖、京都をまわる |
6日目 | 大阪観光 |
7日目 | 大阪府から山口県へ移動 |
表の中で赤字になっている日が青春18きっぷを利用した日です。つまり、2日目と6日目は使っていないということです。
余談ですが、使いたい日の最初に駅員さんに日付スタンプを押してもらう際、乾く前に触ってしまうとインクが擦れて日付が見えにくくなるので注意が必要だと思いました😅

それと、電車の時刻表や料金を調べるのに便利なのはジョルダン!
乗り換え案内ージョルダンは、青春18きっぷの検索ができるからおすすめです。特急や新幹線などが候補に入らないため、分かりやすいです。

また、この7日間の旅の様子は、インスタグラムに写真をあげているのでぜひご覧になってください♪
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今回の旅で利用したホテルの詳細はこちら!
どのくらいお得だったのか
私が実際に青春18きっぷを利用し、どのくらい料金がお得になったのかをご紹介します。
結論:5日間で12,080円お得に乗れた!
2日目:2,890円(松江〜境港、境港〜由良、由良〜鳥取)
3日目:4,510円(鳥取〜新今宮)
4日目:2,600円(新今宮〜大津、大津〜嵯峨嵐山、嵯峨嵐山〜京都、京都〜新今宮)
5日目:7,150円(新今宮〜徳山)
合計24,130円
当たり前ですが、長距離移動をすればするほどお得になります。
私の4日目を例にしてみると、その日は大阪・京都・滋賀を回った(近場を回った)だけであり、青春18きっぷを使わなくても良かったかもしれません。
このように、旅行の日程に合わせて、元がとれると確信のある時だけ使うのがおすすめです。
メリットとデメリット
今回、私が実際に青春18きっぷを利用して感じたメリットとデメリットを紹介します。まだ使ったことがないという方は、ぜひ参考にしてもらいたいなと思います。

メリット
青春18きっぷの最大のメリットは、その安さと言えるでしょう。
5日分で12,050円、1日分2,410円です。
下に、どのくらいお得になるのか、東京を起点とした例を挙げました。
例① 山梨県までの日帰り旅行
【東京ー甲府】の往復電車代は約4,600円であるため、十分に元がとれる。
例② 大阪の実家に帰省する
【東京ー大阪】の片道電車代は8,000円以上するため、とてもお得に乗れる。
どこまで行っても、1日2,410円で乗り放題だというのはやはりお得ですね。
また、途中で自由に乗り降りができるのも嬉しいポイントです。
「乗り換えに時間があるからコンビニに行きたい」「改札外にある駅スタンプをゲットしたい」などという時に、その場で臨機応変に動くことができます。
切符をいちいち買う必要も、チャージの残高を気にする必要もなく、気兼ねなく電車の乗り降りができるのは楽ですね。
デメリット
青春18きっぷはお得で便利なのは確かですが、少し気になる点も発見しました。利用を考えている方は、事前に注意することを頭に入れておくことが大切です。
▪︎電車のスケジュールに合わせないといけない
▪︎私鉄には乗れない
最初に感じたのは、移動の時間が長くなるということです。特急や新幹線と比べると、どうしても時間がかかってしまいます。目的地によってはほぼ半日電車の中で過ごすこともあり得ます。窓の外の変わっていく風景を眺めながらのんびり移動するのが好きな方にはぴったりですが、そうでない人には退屈と感じてしまうかもしれません。
2つ目の気になった点は、電車のスケジュールに合わせないといけないということです。行きたい場所が比較的田舎の場所であると、1時間に1本しか電車がない場合もあります。何もすることがないような駅で長時間の待ち合わせが発生したりもします。
そのため、青春18きっぷを使う前にしっかりと計画を立てておくことが大切だと感じました。
また、JRの電車しか乗れないため、私鉄しか走っていない場所などでは持っていても意味がありません。青春18きっぷで行ける場所をチェックしておくことが重要です。
こんな人におすすめ
上記したメリット・デメリットをふまえて、どんな方に青春18きっぷの利用をおすすめするかをまとめました。
おすすめなのはこんな方☺️
✅安く長距離移動したい方
✅計画をしっかり立てて旅をするのが好きな方
日常の忙しさから抜け出して一人でのんびり旅をしたり、遠く離れた友達に会いに行ったりなど、青春18きっぷの利用が便利です。
逆に、青春18きっぷの利用をおすすめできないのはこんな方。
☑️旅の計画を立てるのが苦手な方
お金よりも時間を重視している方は、青春18きっぷよりも新幹線や飛行機を利用する方が旅を楽しめると思います。また、田舎などでは電車のスケジュールを把握していないといけないので、事前の計画や調べがあまり好きでない方は、少し大変な思いをするかもしれません。
まとめ
この記事では、青春18きっぷについてまとめました。
・JR電車が乗り放題となり長距離移動をしたい方にとてもお得!
・移動に時間がかかるなどの気になる点も
・充実した旅にするには計画が大事!
年に3回しか使う機会がない特別な割引切符。
皆さんも、青春18きっぷを利用して、素敵な電車の旅に出かけてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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