今回は、ワーホリセカンドビザ(Working Holiday Extension Work Visa)について書いていきます。
知っている方もいるかもしれませんが、ニュージーランドのワーホリセカンドビザの申請は、オンライン申請ではありません。正直準備が色々と厄介でした^^;
そこで、どうやって申請したか、ビザが降りるまでの流れなどを詳しく書いていこうと思います。
ワーホリビザを延長したいなと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
セカンドビザとは
セカンドビザ (Working Holiday Extension Work Visa)とは、ワーホリビザ滞在中に一定の条件を満たせば、滞在可能期間が3ヶ月延長できるようになるビザです。
それでは、その申請の条件について見ていくよ。
セカンドビザを申請できる条件は以下のように複数記載されています。
健康状態が良い、すでにニュージーランドにいる、ワーホリビザを持っている、など基本的なことがほとんどです。
その中で注目すべきは、Seasonal workの項目。
要約すると、ワーホリビザ滞在中に3ヶ月以上のファームジョブをする必要があるということです。
ちなみにファームジョブには、プランティング・ピッキング・パッキング・メンテナンスなどが含まれると記載されています。
ファームジョブは季節や場所によって選択肢はたくさんです。
私自身も今までに、野菜ファーム・キウイファーム・アップルファームを経験しています。ファームジョブについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください!
申請の手順① ビザ申請フォーム入力
最初に準備しておくのが、ビザ申請フォームです。
これは、移民局ホームページからダウンロードすることができます。
申請フォームはPDFで入力してから印刷をしても、印刷してから手書きで書いてもどちらでも大丈夫です。
では、申請フォームの書き方を簡単に説明していきます。
まず1枚目には、確認事項などが書かれています。
SSEビザと同じ様式になっているので、WHEビザの方にチェックを入れます。
2枚目も説明のため省略します。
3枚目。
パスポートサイズの写真を2枚貼り付ける必要があります。(詳しくは後述)
名前と性別を入力。
4枚目。個人情報を入力。
5枚目。
自分で申請する場合は、B4もB5もNoにチェックします。
また下半分はSSEビザの人のみの質問なので、空欄にしておきます。
6枚目。
働いたファームジョブの詳細(会社名・住所・電話番号・ポジション・働き始めた日・働き終えた日)を入力します。
そして犯罪歴などに関する質問に答えます。
7枚目。
健康に関する質問に答えます。
最後の質問F4には、NOと答えます。(ワーホリ延長ビザを申請する人はMedical Certificateの提出は必要ありません)
8枚目。
F5からF7は空欄。
最後にサインをします。
9枚目と10枚目は、自分でビザを申請する人には関係ないので全て空欄にしておきます。
11枚目はチェックリストになっています。
書類を全て揃えた後、郵送前に1個ずつ確認できるようになっています。チェックを入れて、この紙も一緒に郵送します。
ちなみに、HealthとCharacterの欄は、I do not have to provide this evidence にチェックを入れます。
そして最後のページが支払いについてです。
ビザ申請費は、クレジットカードで自動で引き落とされるようになっています。
申請費は、移民局のホームページから確認することが出来ます。
パスポートの国と現在地を選択すると、金額などの詳細が表示されるようになります。
私の申請費は455ドルでした。
意外と高いんですね^^;
申請の手順② 提出物を用意する
冒頭でも述べたように、このビザの申請はオンラインではできません。
必要な提出物を揃えて、移民局へ郵送する必要があります。
オンラインで申請できればもっと楽なのに。。。
少し面倒くさいけど、頑張って申請しよう!
ビザ申請のために用意しなければいけない提出物がこちら。
ビザ申請フォーム
上記で説明したように、申請フォームに記入し印刷します。
サインも忘れずに!
クレジットカード情報
こちらも上記で説明したように、ビザ申請フォームの最後のページにあります。
注意するべきことは、申請費用は書類が移民局についた時点で自動的に引かれるということです。
つまり、その分のお金をいつ引かれてもいいようにカードに残しておく必要があります。
私は普通口座と貯金口座を持っていて、
いつも普通口座にはあまりお金を入れていないけれど、
この時は申請費用分を普通口座に移していたよ。
もしカードに十分なお金がなく、移民局が申請費用を確認できなかった場合は、書類が返却される可能性もあるそうです。気をつけておきましょう。
パスポートのコピー
パスポートは、原本かコピーのどちらかを選んで送付します。パスポート原本を送るのは少し躊躇すると思うので、多くの方はコピーを送りたいのではないでしょうか。
そこで注意点があります!!
それは、ただのコピーではダメだということです。
certified copy of passport が必要になります。
ではどこでcertified copy of passport がもらえるのでしょうか。
調べてみると、A Justice of the Peaceという機関に行くのが一般的なようです。
ですが、私が住んでいる田舎町にはその機関がなく、週に一度(午前中のみ)図書館内にて展開されるというだけでした(~_~;)
そこで一か八か、警察署に行ってみたところ、すぐにcertified copy of passport をもらうことが出来ました!
ファームジョブをしていて、周りにA Justice of the Peaceがない場合は、警察署に行ってみることもお勧めします。
ただ、警察官のだれもがCertifyできるわけではない(役職の偉い方だけなのかな?)ようなので、事前に問い合わせなどすると良いと確実だと思います😊
証明写真
ビザ申請フォームの3枚目には、証明写真を2枚貼り付ける箇所があります。
・パスポートサイズ
・過去6ヶ月以内に撮られたもの
・写真の裏面にフルネームを記入
証明写真は、写真屋さんや一部の薬局などでも撮ることが出来ます。
私はWarehouse Stationeryで撮ってもらいました。
ここだと証明写真の他に、書類のコピーや書類を送る封筒の購入などまとめてできるので便利です。
パスポートサイズの証明写真6枚で25ドル。
撮った後、10分ほどですぐにプリントアウトしてくれました。
ビザ用だと伝えると、もし写真に不具合がありビザが却下された場合、
このレシートを持っていくと無料で撮り直してくれると聞いたよ。
念の為レシートは保存しておくのが良いね。
資金証明
帰りの飛行機チケットを買える分だけのお金がある、と証明できる書類を準備する必要があります。
これは、単純にbank statementを印刷すればOKです。
ちなみに、いくらお金を持っている必要があるかという具体的な金額については説明がないんですよね。日本までの片道飛行機が10万円だと考えると、最低でも1,500ドル〜2,000ドルほどあればいいのでしょうか?
あまり自分の経済状況を言うのは恥ずかしいのですが笑、
私は2,800ドルのbank statementを提出し、ビザがおりました。
5,000ドル以上ないとダメとかはなさそうです。
ファームジョブ証明書
3ヶ月以上ファームジョブをしたと証明できる書類が必要になります。
私は、ペイスリップを何十枚も印刷するのが嫌だったので、納税証明書を提出しました。
私の相方は、一枚一枚ペイスリップを全て印刷してました。封筒がパンパンになってました笑
納税証明書は、my IRのホームページから簡単に見つけることが出来ます。
ログインし、Income summaryのページにいきます。
Salary, wages,のところのView breakdownを押します。
すると、画面の下に会社ごとの給料やタックスが書かれた表が出てきます。
これだと数枚の印刷で済むので、個人的にはお勧めかなと思います。
申請の手順③ ポストで郵送
提出物を全て揃えたら、あとはポストで郵送するだけです。
NZ Postに行って郵送専用の袋を購入し、郵送します。
郵送の袋(郵送費)は、1つ9.4ドル。
もし速達などを希望する場合は、追加で料金がかかります。
Immigration New Zealand
PO BOX 76895 Manukau City Auckland 2241
これで、ビザ申請は終了です。あとは返事を待ちます。
ビザが降りるまでの流れ
私がビザ申請をしてから(郵便を送ってから)ビザが降りるまでの流れを以下にまとめました。
3月16日 | ビザ申請(郵送) |
3月22日 | ビザ申請受理のメールが届く |
3月27日 | 追加資料依頼のメールが届く |
3月28日 | 追加資料をメールで送る |
3月29日 | ビザが承認された |
私の場合は、ビザ申請をしてから約2週間でビザが承認されたことになります。
こんなに早いものかととても驚きました。
郵送してから1週間後にビザ申請を受け付けたという旨のメールがきたのと同じ日に、クレジットカードから申請費の455ドルが引き落とされていました。
また、追加資料というのは、パスポートのCertified copyのことでした。
実は、私はよく確認しておらず普通のパスポートコピーを送付していたのです^^; 元々Certified copyを送っていればこのプロセスは必要なかったんです、はい。
次の日警察署に行き、Certified copyをもらいすぐにメールで送信しました。
そしてその次の日に、ビザが承認されたという旨のメールが届きました。
とても早いですね。
移民局のホームページにも、約9割の申請者が1ヶ月以内に処理されると書かれています。
ですので、およそ1ヶ月以内でプロセス・承認されると思っておいていいと思います。
注意事項
ワーホリ延長ビザの申請についての注意点・知っておいてほしいことをいくつか挙げたいと思います。
パスポートコピーについて
何度も説明しましたが、もう一度言います。
普通にパスポートをコピーしたものではダメです。
警察署やA Justice of the Peaceなどの機関でCertified copyをもらう必要があります。
私がこの追加資料を送るように指示された時の締切日は5日後でした。締切日を過ぎても追加資料を送れない場合は、申請を却下する可能性があるとメールで書かれていました。
たった5日間!仕事もあるし、すごく焦ったよ💦
時間のあるうちにしっかり準備をし、後々追加資料を送る必要のないようにしたいですね。
申請費について
申請費について知っておくべきことがあります。
それは、たとえビザが承認されなくても申請費は払う必要があるということです。
ビザ申請費は、ビザ申請が受理された時点で引き落とされます。お金が引き落とされたからといって、必ず申請が通るわけではありません。
たとえば私のケースのように追加資料を求められた場合、締切を過ぎたらビザが却下される可能性があります。その場合は、また改めて書類を移民局に送り直し、また申請費を払わなければならないということです。
申請費は決して安くはないので、1回の申請で承認されるよう事前の準備がやはり大切だと分かります。
ビザの延長期間について
ビザの延長期間はいつから始まるの?
ビザ延長が承認された日から3ヶ月間滞在できるってこと?
こう疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
答えは、本来のワーホリビザが切れる日からさらに3ヶ月間滞在ができるようになります。
私の場合で言うと、
ワーホリ終了日:2023年6月12日
ワーホリビザ延長:2023年9月12日まで滞在可能
ですので、いつビザ延長の申請をしても大丈夫ということです。
ファームジョブ3ヶ月終わってから時間がある時に準備を進めて、早めに申請しておくと良いと思います。
まとめ
ワーホリ延長ビザの申請方法についてまとめました。
とにかく提出物が多く大変なので、時間がある時に早め早めに準備しておくことが大切です。
特に証明写真やパスポートのcertified copyは、前もってやっておくと良いです。
3ヶ月という比較的短い期間の延長にはなりますが、少しでも長くニュージーランドにいたいという方はぜひアプライしてみてください!
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。